○こだわったところ
湯種を鍋で炊くところ
みずみずしい気泡
それまでに私が湯種を作った経験から、
湯種は火の入り具合が肝心と
感じていました。
寒くなっていく時期に
レッスンで少量の湯種を作るのは
スリルがありすぎると考え、
鍋で炊いて作ることに決めました。
あるとき、鍋で炊いている湯種から
そうめんのにおいがすることを
生徒さんが発見しました。
とても感心した私は、
それ以降のレッスンで
「何のにおいだと思います?
そうめんのにおいですよ」と
さも得意げに話していました。
今振り返ると、
そんなに重要なことでは
なかったように思います。
でもなぜか、その話をするのが
毎回楽しくてたまらなかったです。
湯種を炊くという
ひと手間がかかりますが、
生徒さんから作りましたよという報告を
多くいただきました。
手間ひまかけてもらって
ありがたい気持ちでした。