福岡市南区 パン教室 oak

福岡市南区の自宅で「パン教室オーク」を開いています。

2020年9月〜10月上旬はちみつロールケーキのレッスンを振り返って

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○こだわったところ

しっとり、ふんわり、口溶け

 

試作を繰り返していたら、

いろんなことが気になりはじめた

ロールケーキでした。

毎回、確実に同じように作るためには

細かい手順を踏むと安心なのですが、

作り方がややこしくなってしまっては

お家で作るハードルが上がってしまう…

でも、手順を省いて

お家で作るときに失敗させてしまっては

申し訳ない…

ということをぐるぐる考えながら

レシピを作りました。

 

そんな悩みながらのロールケーキでしたが

2年経った今でも、

「作りました!」と

美味しそうなロールケーキの写真つきの

メッセージをいただくことがあります。

ロールケーキのレッスンをして

よかったなと思う瞬間です。

 

 

そうそう、ロールケーキの生クリームが

ゆるくて巻きにくいという

お悩みメッセージを

いただくことがたびたびありました。

お話しを聞いていると、

これが原因かなと思うことがいくつか

ありましたので、

私なりのアドバイスを3つ書いておきます。

 

○生クリームを泡立てるときに氷水にはつけなくて大丈夫です。

生クリームは、冷やしすぎると固く立ちにくくなります。冷蔵庫から出したての生クリームをハンドミキサーで立てるなら、時間もかからないので氷水につけなくても大丈夫、問題ありません。

 

○生クリームの種類は「クリーム」で、脂肪分は40%以上を使うのがおすすめです。

スーパーで手に入りやすい生クリームは「乳等を主要原料とする食品」のものが多いです。泡立ててもなかなか固くならないことがあります。生クリームのパッケージに記載の種類別が「クリーム」となっているものが作りやすいです。

それから、脂肪分が低いとロールケーキの形を保持できるくらいの固い生クリームを作るのがなかなか難しいです。私のレシピのロールケーキ では脂肪分40%は欲しいところです。

脂肪分47%や48%の生クリームのこってり感が気になる場合は、牛乳を生クリームの10%ほど加えて立てるとちょうどよくなります。

 

○生クリームの固さの最終調整は、スポンジの上でやると上手くいきます。

生クリームは、ヘラでさわればさわるほど固くなる性質があります。

巻くにはゆるいかな?と思うくらいの固さの生クリームをスポンジに塗りはじめ、全体に塗り広げた後もヘラで生クリームをさわり続けます。次第に固くなってきますので、「よし、巻ける!」と思う固さになったら巻くというわけです。

最初のうちは、生クリームはちょっと固めで巻くと巻きやすいですよ。